血糖値が高いとどうなる?

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会社などで健康診断を受けて、血糖値が高いと言われてしまうケースがあります。血糖値が高い人は、働き盛りの30代の男性などにも多いです。そもそもどうして血糖値が高いと問題なのでしょうか?血糖値を抑えるためには、血糖値が高くなる原因を知っておく必要があります。そこで今回は、血糖値が高いとどのような症状が起こるのか、その原因と対処方法を解説します。

血糖値が高くなる原因は?

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血糖値が高くなると身体に危険が及びますが、そうならないためにはその原因を知る必要があります。

食生活の乱れ

血糖値が上がるのは、インスリンという成分の分泌量が減るからです。インスリンは、血中の血糖値を下げる働きをするもので、膵臓から分泌されます。食事をすると膵臓が積極的に働いてインスリンを分泌しますが、これがうまく働かなくなるとインスリンが出なくなって高血糖の状態が続きます。

そして、食生活が乱れると、膵臓の働きが鈍りやすくなります。常にフル回転で働かなければならなかったり、食事の時間が不規則になったりすると、膵臓が疲れて適切にインスリン分泌をすることができなくなるからです。

このように、血糖値が高い人は、生活習慣が原因になっていることが多いです。食べ物には、血糖値が上がりやすいものとそうでないものがあります。
血糖値が上がりやすいものとしては、炭水化物(白いご飯や白パンなど)、甘いもの(砂糖を使ったもの)、お酒などがあります。

また、外食のメニューも高血糖になりやすいものが多いですし、コンビニ弁当なども同じことです。食べ過ぎも血糖値上昇の原因になります。常にお腹いっぱいになるまで食べてしまう人は、高血糖に注意が必要です。

運動不足

運動不足も血糖値上昇の原因になります。運動をすると筋肉量が増えるので基礎代謝が上がり、ブドウ糖が消費されて血糖値が上がりにくくなりますが、運動をしないとその逆の作用により、ブドウ糖が消費されないので血糖値が上がってしまいます。

ストレスや肥満

ストレスも血糖値上昇の原因になることがあります。強いストレスを受け続けると、人間の自律神経のうちでも交感神経が強く働いて緊張状態になり、血糖値を上げようとします。同時にもう1つの自律神経である副交感神経の働きは鈍くなります。副交感神経はインスリンを分泌させる作用がありますがそれが働かなくなることで、血糖値が上がってしまうのです。

肥満も血糖値上昇の原因になります。肥満になって脂肪細胞が増えると、インスリンが効きにくくなってしまうからです。喫煙や睡眠不足も血糖値上昇の原因になりますし、遺伝的な体質によって血糖値が上がりやすい人もいます。

血糖値が高いときに起こる恐ろしい症状

糖尿病とは

健康診断を受けて血液検査をしたところ、血糖値が高いと判断されてしまうことがあります。血糖値は、血液1dl(100cc)の中に含まれるブドウ糖の量です。健康診断で血糖値を測定するときには、測定前の10時間に水以外の飲食をしなかった場合の空腹時血糖値が基準になり、その基準値の上限は健康な人で110mg/dlです。これを超えると血糖値が高めと判断されます。食事後2時間以内に血糖値を測定する場合、空腹時血糖値よりは上限の数値が上がり、140mg/dlまでが正常値とされます。

健康診断を受けるときには空腹時血糖値をはかるので、前日の夕食を早く済ませて、朝食を摂らず、水飲みにして血液検査してもらう必要があります。そして、血糖値が上がると、体にいろいろな異変が発生します。いわゆる糖尿病の状態です。

糖尿病の症状

血糖値が300~400mgを超えてくると、異常にのどの渇きを覚えて水分がほしくなり、尿の量が増加して、疲れやすくなります。500mgを超えてくると、吐き気がしたり意識混濁状態になるなど、かなり危険な状態になります。

糖尿病の合併症

また、血糖値が高い糖尿病になると、いろいろな合併症も起こります。最初は自覚症状がなくても、慢性的に血糖値が高いと、いろいろな内臓器官に影響が及び、特に、腎臓や目や神経の機能が損なわれます。

腎機能の低下

糖尿病になると、体内に溜まった老化物を排出するはたらきをする腎臓の機能が低下します。腎不全の状態が慢性化すると自力で老廃物を排出することができなくなり、人工的に老廃物を排出するために透析治療を受ける必要が出てきます。

網膜症

糖尿病になると、失明のリスクがあります。これは、網膜症と呼ばれる症状です。
網膜は、高血糖になると、血管が詰まってしまったり出血したりするので、視力が下がります。これが酷くなると失明するリスクがあります。
糖尿病で網膜症になった場合、最初はほとんど自覚症状がありませんが、徐々に影響が出てくるので、血糖値が高いなら自主的に検査を受けて、症状をチェックしてもらいましょう。

神経へのダメージ

糖尿病になると、神経もやられてしまいます。具体的には、手足の痛みやしびれ等の症状が出ます。感覚が鈍って壊疽が起こり、足指などを切除しなければならなくなるケースもあります。

その他の影響

下痢や便秘、排尿の障害や発汗異常などの症状が起こることもあります。
これ以外にも、血管が詰まって脳梗塞になったり動脈硬化になって心臓病につながったりするケースもあります。
以上のように、血糖値が高い状態を放置していると、糖尿病とその恐ろしい合併症が起こるリスクが高まるので大変危険です。

参考サイト:http://tou10.com/

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血糖値を下げるための対処方法

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それでは、上がってしまった血糖値を下げるためにはどのように対処すれば良いのでしょうか?

食生活を整える

まずは、生活習慣を見直すことです。食事は1日3回に分けて、なるべく時間も統一して規則正しく摂りましょう。朝食を抜くのはNGです。なるべく朝昼しっかり食べて夜に少なくする方が良いです。1回の食事量も、満腹になるまでいっぱい食べるのではなく、常に腹八分目までにします。早食いも血糖値の急激な上昇につながるので、良くかんでゆっくり食べる習慣をつけます。こうすることで食べ過ぎも防止出来ます。

食べるものの種類にも注意しましょう。食べ物には血糖値を上げやすい食べ物とそうでない食べ物があり、血糖値の上昇が穏やかな食べ物のことを低GI食品と言います。たとえば、白いご飯や白パン、うどんなどはGI値が高いので血糖値が上がりやすいですが、反対に玄米やライ麦パン、そばなどはGI値が低く血糖値が上がりにくいです。

特保の血糖値を下げる働きをする飲料などを日常的に飲むのも良いでしょう。食事の際の食べる順番にも工夫ができます。
なるべく野菜などの食物繊維がたくさん入っているものから食べて、肉類、炭水化物は後に回しましょう。このことで、ご飯の食べ過ぎも防止出来ます。

適度に運動する

適度な運動も良いです。血糖値は食後30分~1時間くらいすると上がり始めるので、この時間に運動をすると、効果的に血中のブドウ糖を消費することができて血糖値の上昇を防ぐことができます。そこで、運動をするときには食後30分~1時間くらいたってから始めましょう。

具体的には、軽いウォーキング程度の運動を30分以上継続して行うことを推奨します。また、運動は毎日継続することが大切です。

ストレス原因を除去する

タバコを吸っているならすぐにでも辞めた方が良いですし、なるべくストレスを溜めないようにする工夫も重要です。
ストレス軽減のために、入浴時間にはリラックスできるようにぬるま湯にゆっくりつかったり、眠るときに気に入った寝具を使ってぐっすり眠れるようにしたりするなどの工夫をしましょう。

以上のように、血糖値が上昇したままの状態を放置していると、糖尿病とその合併症をはじめとして、さまざまな恐ろしい症状が起こります。血糖値上昇は遺伝的な要因もありますが、生活習慣によるものも多いので、日々の努力によって防ぐことができます。

まずは食生活の改善からはじめて、血糖値の上昇を抑えるように工夫しましょう。毎日少しずつでも運動することも役立ちます。今回の記事を参考にして、次の健康診断では血糖値が下がるように、日々注意して生活してみましょう。